流離人と、二匹のわんこ

で、あまり、大声で言えないけど、「天」の名前が決まったのが、
二年前の今日、9月19日。

いや、白の方は、直ぐに決まったんだ。
保護士の説明を受けている時に、背後で、「じょお～」って音がした。
物怖じしない顔で、きょとんと此方を見てた。

「このコは、腕白なんだろうなぁ」

単純に、それで名前が決まった。
腕白の白（パク）ってね。

反対に、ちょっとオクテなコだった、天。
保護士の影に隠れたり、物陰に隠れたり。
慣れない環境の所為もあるんだろうけど、かなり、大人しかった。
そういう動きもあって、なかなか、名前が決められなかった。
親の血の出方で、全然、違う犬種の様に見える。
でも、正真正銘、兄弟だし、何か、繋がりを作ってあげたかった。

「腕白」に似た言葉。もしくは、類する言葉。

そんな括りで考えてたんだけど、ますます、思考の迷宮へ。
天の頭をなでながら、考えた。
私の手が、体に触れると、「ぴくん」と反応する。

まだ、怖いんだね。

無理も無いよね。
でも、白、同様、この子にも、のびのび、育ってほしいなぁ。
ちょっと、オクテな子だから、「天真爛漫」に育って欲しいな。

お？
「天真爛漫」。
良い言葉じゃないか？？

じゃあ、君は、「天真爛漫」に育って欲しいから、天（テン）だ。

パクに遅れる事、一日。
無事、両名に名前が付いた。

昨日、今日は、実は、そういう日。
これからも、まだまだ、よろしくな。


（写真は、家に来た初日のもので、
お座りしてるのがパクで、ねんねしてるのが、テン。）

[2回]