流離人と、二匹のわんこ

遡る事、その年の一月。

初代暴れん坊のノンが逝った。
この子も、訳ありでうちに来た子だった。

この子との別れが辛すぎて、「犬は、もういい。。。」
そう、思っていた。

だから、そのメールが送られてきた時。

勘弁してくれ。。。

正直な気持ちだった。

それでも、何か出来る筈と、方々に声をかけていた。

送られてくる現場からの途中報告。
関西一円の保護団体の活躍で、50頭程いたわんこ達に、
新しい家が決まり始めた。

残り、少し。
もう一息。

どうしても、決まらない子達がいた。
そんな中に、天と白も居た。

私は、覚悟を決めた。
迎えるなら、これが本当に最後。
そう思い、生後間もない仔犬を希望した。

仔犬の写メが送られてきた。
その写真には、三匹の仔犬。
内、一匹は、お見合いの段取りが進んでいるそうで、
実質、残り二匹。

「その二匹の状況を教えて下さい。」
と、メールを送る。
すると、下の写メが送られてきた。

　


頭の中が、真っ白になった。

うちで受け入れます。
二匹とも、連れてきて下さい。


現在。
一年目を迎え、今の環境にも慣れ、表情も増えました。
そして、ますます、元気に。

それにしても、、、
我ながら、思い切った決断をしたものです。

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